子どもの発達に不安を感じたとき、一つの目安となるのが「年齢(月齢)ごとの発達の節目(マイルストーン)」です。
ただ、発達のスピードには非常に個人差が大きいため、これらはあくまで「絶対的な基準」ではなく、「専門家に相談してみるかどうかの判断材料」として捉えてください。
以下に、特に大きな節目となる年齢と言語・社会性の目安をまとめました。
年齢別の主な判断材料(目安)
1歳〜1歳半:コミュニケーションの始まり
- 指差しをするか: 興味のあるものを指差して「あ!」と教えてくれるか、大人が指差した方向を見るか。
- 目が合うか: あやしたときや、名前を呼んだときに目が合うか。
- 真似をするか: 「バイバイ」や「パチパチ」などの身振りを真似するか。
2歳:言葉の広がりと自我
- 二語文が出るか: 「ワンワン、いた」「マンマ、ちょうだい」など、2つの単語をつなげて話すか。
- 簡単な指示が伝わるか: 「ゴミ箱にポイして」「靴持ってきて」などの簡単な言葉を理解して行動できるか。
- ごっこ遊びの兆候: スプーンでお人形に食べさせる真似などをするか。
3歳:社会性と集団行動のベース
- 三語文・会話の成立: 「お外で、お花、見た」など、自分の経験や気持ちを言葉で伝えられるか。
- お友達への関心: 他の子どもに興味を示したり、同じ空間で遊んだりするか(まだ一緒にルールのある遊びができなくても自然です)。
- こだわり・切り替え: 予定の変更や、遊びの切り替えが極端に難しくないか(激しいかんしゃくが長引くなど)。
年齢を問わず、気にかけるポイント
もし以下の特徴が一時的ではなく、日常生活に支障が出るほど頻繁に見られる場合は、専門家に相談する目安になります。
- 視線や呼びかけ: 目が合いにくい、名前を呼んでも振り返らないことが多い。
- 言葉の遅れ: 年齢に対して言葉が出ない、または他人の言葉をそのままオウム返しするだけになっている。
- 強いこだわり: 物の並べ方に異様な執着がある、特定の道順でないと激しくパニックを起こす。
- 感覚の偏り: 特定の音(掃除機やドライヤーなど)を異常に怖がる、あるいは痛みに鈍感。
どこに相談すればいい?
「うちの子、少し遅れているかも…」と不安になったら、一人で抱え込まずに以下の窓口を利用してみてください。早く相談することは、子どもに合ったサポートに早く繋がれるという大きなメリットがあります。
- 乳幼児健診(1歳半健診、3歳児健診など): 自治体で行われる健診は、専門家に直接相談できる絶好の機会です。
- 地域の子育て支援センター / 保健センター: 定期健診の時期でなくても、保健師や心理士にいつでも無料相談が可能です。
- かかりつけの小児科: 普段の様子を知っている医師に「発達の面で少し気になっている」と伝えると、専門の医療機関を紹介してもらえることがあります。
⚠️ 大切なこと 子どもの発達は「できる・できない」のゼロヒャクではありません。焦らず、まずは地域の保健師さんなどに「ちょっとお話を聞いてもらう」くらいの気持ちで頼ってみてくださいね。