一般的に、子どもの発達には個人差が非常に大きいものです。立つのが遅いと感じる場合、いくつかの要因が考えられます。
1. 個人差
- 子どもの発達は、特定の年齢で一律に進むわけではありません。早く歩き始める子もいれば、ゆっくりと自分のペースで進む子もいます。
- ハイハイをたくさんする子は、体幹や背筋がしっかり鍛えられ、その後の歩行につながることが多いです。しかし、ハイハイをあまりしない子でも、問題がない場合もあります。
2. 身体的な要因
- 筋肉の発達: 筋力がまだ十分についていない場合。
- 体格: 体重が重い子は、体を支えるのに力が必要なため、立つのが遅くなる傾向があります。
- 股関節や足の関節の問題: まれに、先天的な股関節脱臼や足の関節の柔軟性の問題が影響。
3. 環境的な要因
- 練習の機会: 立つための練習が不足している可能性があります。
- 発達を促すおもちゃや環境: 立つことを促すようなおもちゃ(手押し車など)や、自由に動けるスペースが十分にあるかどうかも影響します。
いつ小児科を受診すべきか
ほとんどの場合、心配しすぎる必要はありませんが、以下のような場合は小児科医に相談することをおすすめします。
- 1歳6ヶ月を過ぎても、つかまり立ちをしない、またはハイハイをしない。
- 他の発達段階(座る、ハイハイなど)も全体的にゆっくりしている。
- 手足の動きに左右差がある、または特定の動きを嫌がる。
- 他の気になる症状(極端に体重が増えない、食欲がないなど)がある。
ご家庭でできること
- 体を動かす機会を増やす: 広いスペースでハイハイやゴロゴロする遊びをさせましょう。
- つかまり立ちを促す: ソファやテーブルなど、安全な場所につかまり立ちできるような環境を整えましょう。
- 手押し車やウォーカーを利用する: 子どもが興味を持ってくれるようなおもちゃを導入してみるのも良いでしょう。
- 焦らない: 周りの子どもと比較しすぎず、子どものペースを尊重して見守ってあげてください。
もしご心配が続くようでしたら、かかりつけの小児科医や自治体の保健師さんに相談してみましょう。専門家は、一人ひとりの子どもの状況を丁寧に見てくれます。