赤ちゃんや子どものよだれの量は、本当に個人差が大きいですよね。「スタイが1日に何枚も必要!」という子もいれば、「スタイを一度も使ったことがない」という子もいます。
この違いには、いくつか興味深い理由があります。
よだれの量に差が出る理由
1. 口の周りの筋力の発達
よだれの量は「作られる量」よりも、実は「上手に飲み込めているか」という力の差であることが多いです。口を閉じる筋肉や、舌を使って飲み込む機能が発達途中の子は、あふれ出たものが「よだれ」として目立ちます。
2. 歯が生え始めている
歯が生えてくると、歯ぐきがムズムズして刺激され、唾液の分泌量が増えます。この時期だけ一時的によだれが多くなるケースもよくあります。
3. 口呼吸の習慣
鼻づまりなどで口が開いたまま(口呼吸)になりやすい子は、物理的に口からよだれが流れ出やすくなります。
4. 集中力のサイン
何かに夢中になって遊んでいる時、脳が活発に動くと唾液が出やすくなる一方で、飲み込むのを忘れてしまうことがあります。「集中している証拠」とも言えますね。
それぞれのタイプで気をつけてあげたいこと
| タイプ | アドバイス |
| よだれが多い子 | 皮膚のケアが中心 あごや首周りが「よだれかぶれ」になりやすいため、こまめに拭く、ワセリンなどで保護する、湿ったスタイを早めに替えることが大切です。 |
| よだれが少ない子 | お口の自浄作用に注目 唾液には口の中を掃除する役割があるため、少ないと口が乾きやすく、自浄作用が弱まることも。水分補給をこまめにして、お口を潤してあげましょう。 |
「いつまで続くの?」という疑問
一般的には、奥歯が生え揃い、飲み込む力がしっかりしてくる2歳〜3歳頃には落ち着く子が多いです。
もし、3歳を過ぎても常に口が開いていてダラダラ流れてしまう、あるいは言葉の発達が気になるという場合は、お口周りの筋力トレーニング(遊びを通したものなど)を意識してみるのも一つの手ですよ。
「元気で機嫌よく過ごしている」のであれば、基本的にはその子の個性や成長のペースと考えて大丈夫です。スタイが手放せない時期も、後から振り返れば「あんなにビショビショだったね」と懐かしい思い出になりますよ。